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クレジットカードの犯罪種類
「スキミング」


クレジットカード比較/口コミランキングがご提供するクレジットカードの犯罪種類。今回は「スキミング」です。参考になさってください。

クレジットカードの犯罪種類
「スキミング」

磁気テープが添付されたクレジットカードを偽造する手法の1つ。

特殊な電子機器(スキマーと呼ばれる)により 磁気テープに入力されたデータを読み取り、このデータを使ってカードを複製する手法です。

スキム(=skim)とは、「牛乳の上皮クリームをすくい取る」の意味です。

スキマーが登場する前のカード偽造関連事件としては、近畿相互銀行カード偽造事件並びに富士銀行ゼロ暗証番号事件が有名です。

1.近畿相互銀行カード偽造事件

1981年5月発生。犯人は自分のカードのMTにCD回線をタッピングして得たデータを入力し、カードにエンボスされた文字を改ざんして偽造カードを作成、990万円を引き出すとともに、12枚のカードを偽造して1,018万円を着服しました。

2.富士銀行ゼロ暗証番号事件

1988年、日立電子サービスのシステム・エンジニアが富士銀行のキャッシュカードを偽造して、ATMから360万円を引き出した事件。

当時、暗証番号はMTに平文のまま入力されていました。ATMは、カードから読み取った番号とATMに入力された数字とが一致すれば、現金を吐き出す仕組みとなっていました。

犯人は、利用明細書のカード情報を生カードにエンボスし、暗証番号は勝手に自分で決めて、カードを偽造しました。

この事件を契機として、富士銀行は暗証番号を自行のホストコンピュータのみに登録し、MTにはゼロを入れることとしました。これをゼロ暗証番号といいます。他行がこの方式をフォローしたのは言うまでもありません。


磁気テープに鉄粉を撒くと中の文字が浮かび上がってきます。

また、磁気テープのデータを流すATM回線を盗聴することによってもデータを知ることは容易です。

スキミングの手法はこの手口を応用したものです。

1991年、VISAやMasterCardはカード偽造対策の一環として、CVC・CVVを採用、これに対応して犯罪グループが考え出したのがこのスキマーでした。原産地はマレーシア。蛇頭の世話になった中国人密入国者がこれを日本に持ち込んだのが1999年春と言われています。

警察白書が初めて「スキミング」の言葉を採用したのは2000年版です。

当初のスキマーはいわゆる接触式で、カードのMTをswipe(擦る)しなければ中味は読み取れませんでした。

しかし、最近では、小型、高性能化が進み、さらに、非接触式の機器が開発されて約10メートル離れていても読み取り可能となっており、さらにICチップの中身を読みとる高性能なスキマーも登場していると聞きます。

当初は、全国に展開されるカード読み取り機あるいはATMの中に仕掛ける(いわゆるパラサイト型。内部あるいは台の裏側などに回線に接続して取り付ける、イソギンチャク型ともいう)タイプまたは、犯人が手のひらまたはポケットに隠して使用する(携帯用タイプ。これは、空巣、ブランコすり、車上荒らし、介抱ドロにも利用される)タイプが使用されていましたが、現在では、隠しカメラ同様に端末機の上部に仕掛けておく型が使用されるようになっています。

ご注意ください。

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