警察白書は、スリを、「他人の所持する金品を、相手の心理的状態を巧みにつかんで接近し、隙を狙って盗み取る特殊な手口」と定義し、その手口を、

１．カバン師

２．刃物を使う断ち切り

３．抜き取り

等に分類しています。いつ頃から始まったのでしょうか。

安土桃山時代（１５９０年代中期）、盗賊石川五右衛門が釜ゆでの刑に処せられた記録に、すり犯人が登場してくることから見て、かなり古くからスリは活躍していたようです。

お隣の韓国については詳しいことはわかりませんが、１９２０年代中頃に話題になったことがあり、国民がクレジットカードに馴染んできた頃から、この犯罪が急増したようです。

その一派が来日して暴れ回っている時代もありました。このグループが初めて来日したのは１９９３年のこと。

有名な手口は以下の通りです。

１．暴力スリ　：　包丁や催涙スプレーを振り回す。

２．ばあちゃんスリ　：　拘置所で知り合った女性３人組（平均年齢６０歳、最高７０歳）が活躍。

３．ブランコスリ　：　ガード下の一杯飲み屋で椅子の背もたれに掛けた上着から財布を抜き取る。

４．「もしもし、落ちてます」とＡＴＭの利用者に声をかけ、落ちた（ばらまいた）小銭を拾っている間にすり取る。

ご注意ください。

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