１９６０年以降のわが国におけるカード犯罪の変選と取締法との関係は、４つの段階に分けて見ることができます。

・第４期（２０００年以降）

海外で偽造されたクレジットカードの日本への持ち込み、日本国内でクレジットカードを偽造するための生カード等の日本への持ち込み、カード偽造のためのカード情報の窃取等を規制するため、刑法が大幅に改正され、厳罰化されました。

さらに、インターネットが急速に発展し、これに並行して、不正アクセス、他人のＩＤ・パスワードの窃取、個人情報の横流し等が多発し、犯罪の手口が巧妙化・高度化した時代でもありました。

中国人を中核とする外国人犯罪グループが国内に根強くはびこり、ヤミ金融業者が跋扈、振り込め詐欺グループが次々と新しい手口でお年寄りを泣かせ、クレジットカード犯罪がやや沈静化した反面、サイバー犯罪が急増するなど、暗黒社会の動きはますます複雑化してきました。

反面、多重債務者や犯罪被害者の救済措置が種々打ち出され、かつてない消費者パワーの高まりがうかがえる時代でもあります。

参考にしてみてください。

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