クレジットカード犯罪対策の全容を探ってみたいと思います。まず、数年前までのカード犯罪急増の理由から見てみましょう。

１．クレジットカード犯罪取締法に抜け穴が多かったこと。ある警官の独り言：「体を張って犯人を捕らえても法は穴だらけ、刑罰は軽く、またすぐ出てくる。奴らにとって留置場はホテルだ。とてもやってはいけないよ。」

２．業界の積極的な「貸し込み」スタンス。

３．業界のセキュリティ体制が当時薄弱であったこと。

４．犯人グループの多様化。外国人密入国者、暴力団、ヤミ金融業者、多重債務者、情を知らないアルバイト学生、犯罪グループに手を貸す不良日本人。

５．消費者の金銭感覚の歪み。消費者のガードの甘さが犯人グループの格好の餌食となる。

６．クレジットカードそのものの「耐タンパー性」（偽造に対する抵抗力）の弱さ。

７．加盟店網の拡大。換金性の高い、高価な商品のこれ見よがしの展示。

８．ＡＴＭの急激な展開。特にスタンドアローン型ＡＴＭの防備の薄さ。ある中国人のコメント：「金庫が路上に放置されている。」

９．トラブル発生時から本人がこれに気付くまでの期間（買物と利用明細書到着までの）が長いこと（約１ヶ月）。

１０．進歩するITを使いこなす犯人サイドの高い教育水準。

１１．宗教上の縛りの薄さ。キリスト教、イスラム教と比較すると仏教は借金への戒律が甘い。

ご注意ください。

>> 最新版！クレジットカード比較ランキング