コーチ屋、紹介屋、買取屋、名簿屋等の呼び名は、いずれもヤミ金融業者に関連する悪質業者の名称ですが、多重債務者の増加とともに彼らの暗躍が目立ってきています。

彼らの名称をまとめると次のとおりとなります。

１．ヤミ金融屋

暴力団員が支配する振り込め詐欺グループの連中が、組織犯罪取締法の摘発を逃れるために分派し、ヤミ金融屋の中核となりました。

高利、悪質な取り立てで悪名高く、正体を現さない巧妙さには、警察当局も手こずっていると伝えられます。

２．コーチ屋

コーチ屋は通常スポーツ新聞等で多重債務者を募り、不正入手したクレジットカードを与えて買いやすい店、買わせたい商品等の買い回りの要領を指導し、持ち込まれた商品を安く買い上げます。

その際指導料として高率の手数料を徴収します。

３．紹介屋、回し屋

借金申込者に、よい貸出先がある、といって手数料を取り、結託先のヤミ金融業者に紹介します。

４．名簿屋、情報屋

ありとあらゆる個人情報を取り揃えているといいます。

５．整理屋、まとめ屋

複数の債務を一本にまとめてやると称して、過払い金の計算を困難にし、さらにできればより高率の金利をつける。

６．買取屋

前ページの「盗品処分ルート」参照。

７．口座屋、道具屋

申し込み本人の銀行口座や他人名義の銀行口座を売買します。

８．カウンセリング屋、相談屋

悪質弁護士、司法書士と結託して、多重債務者との相談を通じ、客をさらに借金漬けにします。

９．貸し込み屋

整理屋、まとめ屋と同じ。

ご注意ください。

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