クレジットカードを取り巻く環境として、今、ポイント業界が新展開を迎えている。

これまではＴＳＵＴＡＹＡやファミリーマートなどのリアル店舗ではＴポイント、ネットでは楽天スーパーポイントやＹａｈｏｏポイントという風に、リアルとネットの大まかな棲み分けがありました。しかし最近、各ポイント利用圏を代表するＴポイントとＹａｈｏｏポイントが統合され、リアルとネットの境界線がなくなりつつあります。

一方で、楽天はリアル店舗でもポイントの利用や獲得ができるように、Ｒポイントカードを発行。こちらもリアル店舗に利用シーンを広げる動きを見せています。

そういった動きを踏まえ、カード選びはポイントに注目して選ぶ重要性も増してきています。大前提として、何枚ものカードを保有して複数のポイントを所有するより、利用するポイントを絞って、上手く貯めたり使ったりするのが賢いカードとの付き合い方といえます。

では、具体的にどのポイントに着目すればいいのでしょうか。押さえておきたいのは４つです。

まずはＴポイント。先述の通りＹａｈｏｏポイントとの統合により、リアル店舗とネット店舗を合わせて約８万店で使えるようになりました。もちろん、ヤフオクやＹａｈｏｏトラベルなどの人気サービスのほか、Ｙａｈｏｏ公金支払いなど、日常生活により密着した形でＴポイントが使えるようになりました。

リアル店舗でのＹａｈｏｏｌカード利用はクレカ払いのみポイントが貯まるなど、まだ使用に制限はありますが今後は改善される見込みです。

次に楽天スーパーポイント。以前からリアル店舗でも楽天Ｅｄｙ利用でポイントが貯まるなど活用シーンは幅広かったですが、今春からリアル店舗でポイントが使えるカードを発行。ポイントの利用シーンをさらに広げようとしています。

そのほか、Ｓｕｉｃａは全国での相互利用開始やモバイルＳｕｉｃａとの連携での活用性の高さが魅力です。ＡＮＡはＧポイントとメトロポイントの交換ルート解禁など、利用環境の向上が目立ちます。

こうしたポイントの魅力や、これらのポイントに交換できるか等も、クレジットカード選びの基準にしていただければと思います。


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